マカの持つ働きで精力増強効果
マカは男性の性的欲求を高め、精力増強に効果が期待できるため、ED(Erectile Dysfunction;勃起不全)の治療にも有効と考えられています。
マカは俗に“天然のバイアグラ”と呼ばれる場合があるものの、医薬品ではなく自然から採れる植物なので、摂取による副作用が起こる心配はありません。
一方で、薬剤のような即効性も期待できないため、継続して摂る必要があり、長期的な視点でマカを活用すれば求める効能を得ることが十分に可能といえるのです。
この記事では、マカに期待できる精力増強の効果についてご紹介します。
男性機能の減退の原因について
冒頭で触れたEDに代表される男性機能の減退には、さまざまな原因が考えられるものの、大きく分けて5つ挙げられるのが一般的です。
過度の緊張・疲労の蓄積といった心理的ストレスや、動脈硬化などによる血行の悪化、加齢、前立腺や脳の疾患に関わる神経障害、抗うつ剤や睡眠導入剤などの薬による副作用が、その主な原因とされています。
上記のうち、マカの摂取で改善効果が期待できるのは心理的ストレスで、かつその症状が軽い場合に限るといいます。
それ以外の原因に関しては、マカの摂取による改善は期待できず、バイアグラやシアリスなど、血流を増大させるタイプの西洋医学の薬が必要となります。
マカの摂取で精力増強が期待できる理由とは?
マカには18種のアミノ酸をはじめ、各種ビタミンやミネラル類などの一次代謝産物と呼ばれる栄養素のほか、それから生じた二次代謝産物という成分が含まれています。
こうした多様な成分が以下のような働きを発揮することで、精力増強の効果が期待できると考えられています。
ストレス軽減作用によるため
マカには含有成分の働きによって、ストレス軽減に有効とされており、その効果が精力増強を後押ししています。
マカはロイシンやメチオニンなどの必須アミノ酸や、非必須アミノ酸のチロシンといった成分を含んでおり、これらがストレス耐性を高めたり精神安定に作用したりして、ストレスの軽減に効果を発揮するのです。
前述のように男性機能の減退は、心因性のストレスが大きく関わっています。
強い外的ストレスは、全身のあらゆる機能の制御をおこなっている自律神経の正常なバランスを崩し、男性機能にも悪影響を及ぼします。
自律神経は、日中や活動時に活性化する交感神経と、夜間や安静・就寝時に優位になる副交感神経とで構成され、血管拡張の作用を持つ副交感神経の働きが活発になると男性器の勃起が起こりやすくなります。
逆に、ストレスなどで交感神経が優位になると身体が緊張し、副交感神経の作用が抑えられるため血管が収縮して血行不良になり、勃起不全が起こる要因となるのです。
マカには上記の成分のほかに、ストレス軽減に作用する神経伝達物質のセロトニンの前駆体となる、必須アミノ酸のトリプトファンが含まれています。
また、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル類が、イライラを抑えたり、筋肉の緊張をゆるめたりしてストレス緩和に役立っているのです。
血行促進作用によるため
マカが含む成分の働きにより、血行の改善や促進にも作用することで、精力増強の効果が期待できます。
中でも非必須アミノ酸のアルギニンは、精力剤の配合成分の一つでもあり、体内では血管を拡張する働きを持つ一酸化窒素がつくられる際に必要な成分です。
血管の拡張に関わるアルギニンが血行を促し、陰茎海綿体への血流を増やすことで、勃起能力を高めるのに役立つと考えられています。
血行と精力増強の関係性について
男性器の勃起のメカニズムは、性的な想像や視聴覚による刺激の感知、陰部への物理的な刺激などによって、大脳の性中枢が興奮して起こることとなっています。
この興奮が脊髄を伝わって勃起神経に達すると、陰茎の動脈が拡張して陰茎海綿体という部位に流れる血流量が増加します。
それと同時に、陰茎海綿体の平滑筋がゆるむことで、海綿体へと流れ込んだ血液の逃げ場がなくなり充血し、十分な硬さを伴った勃起が完成します。
こうしたメカニズムにより、性交時に有効な男性器の勃起やその持続には、スムースな血行が重要となり、その中心的な役割を担うアルギニンは精力増大に役立つ成分といえるです。
男性ホルモンの分泌を活性化する作用によるため
また、精力増強に深く関わるのは、男性ホルモンのテストステロンの分泌や働きです。
テストステロンは筋肉の増強や太い骨格の形成、体毛やヒゲを濃くするなど、男性らしい身体づくりを支えるほか、性欲を高め生殖機能を向上させるために作用します。
そのため分泌量が減少すると、勃起能力や持続力の低下、性欲減退や喪失などを招き、EDを引き起こす一因ともなります。
マカには二次代謝産物という、植物が生きるためや環境に順応していくために自らつくり出す成分が含まれており、独特の薬効を発揮すると考えられています。
中でもデキストリンやアルカロイドといった成分は、テストステロンの分泌の活性化に作用するほか、男性器周辺の動脈の血行を促す働きがあるとされ、こうした含有成分の働きにより、マカには精力増強の効果が期待できるのです。
引用元
天然バイアグラのマカパワー
http://www.homestarcoalition.org/tennennbaiagura.html
マカの強壮効果
http://www.ehto.org/7.html
マカで勃起障害が治る?
http://7s.websozai.jp/011.html