マカによる肌荒れの防止・改善効果とは
肌の乾燥やシミ・シワなどのほか、ニキビも肌荒れの代表格といえます。
その原因はさまざまですが、主なものにはストレスや睡眠不足による自律神経のバランスの崩れが挙げられ、マカに備わる働きによって改善し、ニキビなどの肌荒れを防ぐ効果が期待できます。
この記事では、マカの働きによる、肌荒れの中でもニキビに焦点を当てた改善効果をご紹介します。
肌荒れの症状や原因
そもそも肌荒れとは、皮膚の不快なトラブルの総称で、肌にかゆみや乾燥が起きたり、赤みが差したり吹き出物ができたりする状態です。
これらは単独で起こるだけでなく、複数が同時に現れる場合も少なくないのが特徴といえます。
肌荒れの原因は、皮膚の血行不良や、その影響による新陳代謝の乱れのほか、外的刺激では紫外線や空気の乾燥などと考えられています。
特に皮膚の新陳代謝が乱れると、古くなり不要になった角質層がはがれ落ちずに表皮に残り、保湿力が下がった状態で角質化が進んでいきます。
つまり、肌を乾燥や外的刺激から守るバリア機能が低下している状態のため、肌トラブルが起こりやすくなるのです。
また、腸内環境が悪くなると、有害物質を発生させる悪玉菌が増殖したり便秘になったりする影響で、肌荒れを招く場合があります。
ニキビについて
代表的な肌荒れの一つであるニキビとは、毛穴に皮脂が詰まってその内側や出口で炎症が生じ、小さく盛り上がった状態で、主にひたいや頬、口・あごの周辺にできやすい発疹です。
思春期だけでなく成人以降にもできる場合があり、顔以外では、皮脂を分泌する皮脂腺が多く存在する背中や胸元といった部位にできやすい傾向があります。
なお、思春期にできるのはニキビ、成人以降では吹き出物、と別の呼び方をされる場合がありますが、いずれも「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という皮膚の疾患です。
できてもすぐに治るものや、炎症の影響でニキビ痕が残ってしまうものなど、症状の軽重によって分類されています。
ニキビができる主な原因とは?
日常の生活習慣とニキビとは密接に関わっているため、ニキビができる原因は多岐にわたります。
中でも主な原因として挙げられるのは「皮脂の過剰分泌」と「毛穴の詰まり」の2つと考えられています。
皮脂の過剰な分泌
皮脂腺から分泌される皮脂の本来の役割は、外部から侵入してくるウイルスや細菌・カビなどの異物から皮膚を守るバリア機能を発揮することです。
汗腺から分泌される汗とともに皮脂膜をつくり、皮膚の乾燥を防いで肌にうるおいを与えたり、皮膚内部からの水分の蒸発を防ぎ柔軟性を保ったりするため、健康的な肌を保つには欠かせない存在です。
そのため不足すると肌の乾燥を招いてバリア機能を低下させる反面、過剰に分泌されるとニキビができやすい状況をつくることにもなります。
皮脂が過剰に分泌される原因も複数ある中で、有力なのがアンドロゲンという男性ホルモンの分泌量の増加とされています。
アンドロゲンとは男性の体内での分泌が多い男性ホルモンの総称で、男性では精巣や副腎、女性ではわずかながら卵巣内でつくられています。
アンドロゲンの分泌量が増えるのは、ストレスや睡眠不足などで起こる自律神経のバランスの崩れと考えられており、その失調がつづくとホルモンバランスの乱れを招いて皮脂の分泌を助長し、ニキビの発生や悪化につながるのです。
角栓による毛穴の詰まり
皮脂の過剰な分泌は、あくまでもニキビができやすい状況を助長する原因であり、根本的な原因とはみなされていません。
分泌された皮脂や、古くなった角質が毛穴の中で固まり発達してできる「角栓」が毛穴を詰まらせることが、根本的な原因とされています。
健康な肌では、約28日の周期で古い細胞と新しい細胞とが入れ代わるターンオーバーがくり返されており、この周期が乱れていると皮脂や不要になった角質の排出がとどこおり、角栓の形成を促してしまうのです。
できた角栓が毛穴を詰まらせると、本来排出される皮脂が出口を失って溜まっていき、皮脂をエサとするアクネ菌が増殖して炎症を起こし、ニキビとなるのです。
マカがニキビなどの肌荒れに効果的な理由とは?
マカにニキビの改善や予防の効果が期待できるのは、自律神経のバランスを整える作用が備わっているためです。
自律神経のバランスが崩れて交感神経が優位になると、皮脂分泌が盛んになり、ニキビができやすい環境を整えてしまいます。
自律神経は外的ストレスによってバランスを崩しやすい性質があるため、ストレスを軽減することがニキビの対策につながるといえます。
マカが含む必須アミノ酸のトリプトファンは、精神安定に作用してストレス軽減に効果が期待できる神経伝達物質のセロトニンの前駆体となる成分です。
それ以外のドーパミンやノルアドレナリンは、抗ストレスに作用する神経伝達物質で、マカが含むチロシンやメチオニンなどのアミノ酸がそれらの原料として利用されます。
また、カルシウムやマグネシウム、亜鉛といったミネラル類は、ストレスによるイライラを抑えて精神を安定させたり、身体の緊張状態をほぐしてリラックスさせたりする作用を発揮します。
こうした成分の働きにより、皮脂の過剰分泌を招く自律神経のバランスの崩れを正し、ニキビの予防や改善効果が期待できるのです。
引用元
マカはニキビに良いの? 悪いの?
http://temaeitamae.2-d.jp/top/t5/e/handlefish.html
女性の美容効果とマカ
https://www.photoimagingexpo.jp/biyoukouka.html