マカのすべて

原産地のペルーでは、マカは身近な食材の一つであるだけでなく、薬効の高いハーブとしても扱われており、日本では一般に滋養強壮や、精力増強に効果的として知られています。
マカが含む18種のアミノ酸の中には、体内で脂肪の分解を促しエネルギーに変換するために作用する酵素を助ける働きを持つ成分が含まれているので、ダイエットにも効果が期待できるのです。
この記事では、マカの含有成分の働きによるダイエット効果についてご紹介します。

マカの摂取がダイエットに効果的な理由

脂肪を分解する酵素の働きを助けるため

マカがダイエットに効果的と考えられているのは、十二指腸や小腸で分泌される「リパーゼ」という脂肪分解酵素の働きを活性化する成分が複数含まれているためです。
運動しても体重に変化が見られないなどの現象が現れるのは、内臓や皮下に蓄積された脂肪がエネルギーとして消費されにくいためで、その原因の一つにはリパーゼの働きが低下していることが挙げられます。
リパーゼの機能が衰えていると、脂肪がスムースに分解されずに蓄積されていくため痩せにくくなる、という現象につながるのです。

マカに含まれているアミノ酸のうち、リパーゼの働きを活性化する作用があるのは、必須アミノ酸であるリジンとアルギニン、非必須アミノ酸のプロリン、アラニンの4つの成分です。
リパーゼを活性化する働きのほか、成長ホルモンの分泌を促したり、免疫力を向上したりする作用も備えています。

上記のような成分は、遊離脂肪酸の消費と関わる有酸素運動の働きを助けるためにも作用するので、運動を始める30分ほど前の、なるべく空腹時の摂取が有効として推奨されています。
なお、アミノ酸はビタミンB群と同時に摂ることでその働きが促され、より脂肪が消費されやすくなる性質があります。
マカにはビタミンB2やB6など、脂質の代謝に作用するビタミン群も含まれているので、摂取することで効率のよい脂肪燃焼効果が期待できるといえます。

便秘の解消に効果を発揮するため

ダイエットの効果を妨げる大きな原因には、便秘も挙げられます。
便通が悪くなると体内に老廃物が蓄積され、基礎代謝量が低下して栄養素がエネルギーとして消費されにくなるので、太りやすく痩せにくい体質につながってしまう可能性もあります。
また、女性に便秘が多い原因の一つには、血行不良による冷えも挙げられ、その悪影響で大腸のぜん動運動が鈍って便通が悪くなる場合もあります。
マカは便秘の対策に効果的な食物繊維や、血行の改善に作用するアルギニンやビタミンEなどの成分を含んでいるので、その解消に効果を発揮してダイエットにも役立つと考えられているのです。

マカに含まれる食物繊維の量は25.8g/100gで、食物繊維の総量が多いとされる食材、たとえばゴボウの5.7g/100gなどと比べても、その含有量が高いのが特徴といえます。
食物繊維の主な働きは、人体に有害となる物質を体外へと排出したり、腸内環境を整えたりすることで、便秘の解消が期待できます。
人体の大腸内には100種～1,000種、数にすると100兆個以上の腸内細菌が棲息しており、ビフィズス菌や乳酸菌に代表される善玉菌や、黄色ブドウ球菌などの悪玉菌のほか、いずれにも属さず優勢な方を味方する日和見菌の3種に分かれています。
マカが含む食物繊維は、悪玉菌の除去に作用する善玉菌のエサとなり、その働きや繁殖を助けるほか、大腸の内壁を刺激してぜん動運動を促す作用を持つので老廃物が体外へと排出されやすくなって、ダイエットの効果を後押しすると考えられています。
また、非必須アミノ酸のアルギニンや、ビタミンEといった成分が血管の拡張に関わり血行をよくするために働くため、血行不良による冷えの影響でのぜん動運動の低下を防ぐことも、ダイエットの効果を高めるために役立っています。

ダイエット目的にマカを利用する注意点

マカはアブラナ科に属する植物であり、それを加工したサプリメントなどは健康食品のため、医薬品とは異なり摂取すれば即ダイエットの効果が現れるわけではありません。
一般に、毎日適量の摂取を1～3ヶ月つづけることで効果が実感できるとされるため、有酸素運動などを日常に取り入れながらマカを活用するのをおすすめします。

引用元
マカでダイエット効果が期待できる
http://www.thelovelacemovie.com/daiextutokouka.html
メタボ体質な私をマカが元気にしてくれた
http://koi-hime.gloomy.jp/5.html
マカでダイエット効果促進
http://7s.websozai.jp/014.html